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3社間ファクタリングは手数料を抑えられる!流れやメリットデメリットを解説

2022年10月18日

3社間ファクタリングは、売掛債権を売却して資金調達するファクタリングの一種です。
2社間ファクタリングと比べて手数料が安く、審査に通りやすい特徴があります。
一方で、現金化のスピードが遅く、送金まで最短3日程度の時間を要します。
この記事では、3社間ファクタリングの流れやメリット、デメリットを徹底解説します。

3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社、売掛先の3社で行われます。
ファクタリング会社が直接売掛先から売掛金を回収することにより、未回収リスクが低くなります。よってファクタリング手数料も低くなり利用者はコストを抑えて利用できます。

売掛先への通知と承諾が必要で、ファクタリングの利用を知られてしまう点がデメリットです。
また、ファクタリング会社と売掛先の契約の手間も発生するため、資金調達に時間がかかってしまいます。

3社間ファクタリングの流れ

3社間ファクタリングの流れは以下のとおりです。

1. ファクタリング利用の承諾を売掛先から得る
2. ファクタリング会社に売掛債権を譲渡する
3. 手数料を差し引かれた額がファクタリング会社から入金される
4. 売掛先からファクタリング会社に直接送金される

売掛先からファクタリング会社に直接送金されるため、支払い口座をファクタリング会社の口座に変更する必要があります。
契約の手間もかかるので、信頼できる企業を選んで利用するといいでしょう。

2社間ファクタリングとの違い

2社間ファクタリングとの違いは以下のとおりです。

・売掛先への承諾の有無
・ファクタリングの手数料
・審査の通りやすさ
・売掛金を回収する方法

2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社のみで完結するため、売掛先に利用を知られることがありません。
審査に時間がかからず、最短即日で現金化できることが特徴です。

また2社間ファクタリングでは、期日を迎えたら利用者がファクタリング会社に送金しなければなりません。
3社間ファクタリングでは期日までに資金を用意する必要がないため、支払期日を気にせず調達額を利用できます。

3社間ファクタリングのメリット

3社間ファクタリングのメリットは以下の5つです。
 
1. 手数料が安い
2. 審査に比較的通りやすい
3. ファクタリング会社に送金する手間がかからない
4. 大手企業や金融機関がサービスを提供している
5. 個人事業主でも利用できるケースが多い

1.手数料が安い

3社間ファクタリングの手数料の相場は1~9%です。
2社間ファクタリングの手数料は10~20%が相場なので、コストを抑えて利用できます。
売掛先から直接売掛金を回収でき、2社間ファクタリングと比べて未回収リスクが低いため手数料が安く設定されています。

売掛金額に比例して手数料の差も大きくなるので、額面に応じて利用を検討するといいでしょう。

2.審査に比較的通りやすい

手数料の場合と同様に、未回収リスクが低いことから審査に通りやすい傾向にあります。
3社間ファクタリングでは、ファクタリング会社と売掛先が面談し、売掛債権の存在を確認したり、経営状況を調べたりして未回収リスクを審査することも可能です。
持ち逃げや使い込まれるリスクもかなり低いため、審査に通りやすく、手数料を抑えて利用できる点がメリットです。

3.ファクタリング会社に送金する手間がかからない

売掛金は売掛先からファクタリング会社へ直接支払われるため、利用者が送金する手間が省けます。
2社間ファクタリングでは資金を用意し、期日に一括送金しなければなりません。
返還が遅れたり忘れてしまったりすると、トラブルに発展する可能性もあります。

3社間ファクタリングでは、売掛金の支払いが滞っても売掛先と取引する必要がないため、資金調達後の送金の手間がかからないのが嬉しいポイントです。

4.大手企業や金融機関がサービスを提供している

3社間ファクタリングでは、信頼できる大手企業や金融機関がサービスを提供しています。
2社間ファクタリングでは未回収リスクが高いため、中小規模のファクタリング会社が多く、不当に高額な手数料を要求する悪徳業者がまぎれていることも考えられます。
大手企業ならそのようなリスクを回避し、安心して取引できるでしょう。

5.個人事業主でも利用できるケースが多い

3社間ファクタリングでは債権譲渡登記をする必要がないため、個人事業主でも利用できるケースが多いです。
債権譲渡登記とは、債権が二重譲渡されたときに第三者に対抗するためのもので、法人しか利用できません。

2社間ファクタリングでは売掛先と利用者の2社間で取引するため、二重譲渡されるリスクがあります。
リスク回避のために債権譲渡登記を求められることがあるのですが、その場合個人事業主はファクタリングを利用できなくなってしまいます。

一方、3社間ファクタリングでは売掛先の承諾のみで利用できるため、個人事業主も使いやすいサービスです。

ファクタリングのメリット、デメリットを知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ファクタリングで資金調達する4つのメリットと注意点を徹底解説

3社間ファクタリングのデメリット

3社間ファクタリングには以下の3つのデメリットがあります。

1. 即日現金化はできない
2. 売掛先との関係が悪化する可能性がある
3. 中小企業は利用しにくい

1.即日現金化はできない

売掛先が加わることで承諾や契約、支払い口座の変更などのプロセスが必要になるため、資金調達までに時間がかかります。
さらに、審査の手間も。
2社間ファクタリングは早ければ即日資金調達できますが、3社間ファクタリングでは最短でも3日~1週間程度かかるとされています。
即日現金化したい場合は、2社間ファクタリングを利用するといいでしょう。

2.売掛先との関係が悪化する可能性がある

3社間ファクタリングでは売掛先への通知と承諾が必要なので、ファクタリングの利用が知られてしまいます。
ファクタリングは注目されつつありますが、よく理解していない人やマイナスのイメージを持つ人もいます。
ファクタリングに対する理解がない場合、資金繰りに困っていると断定され、今後の取引に影響することもあるでしょう。

また、ファクタリング会社と契約したり、支払い口座を変更したりする手間がかかるため、関係性が構築できている企業と取引することをおすすめします。

3.中小企業は利用しにくい

大手企業や金融機関がサービスを提供していることから審査が厳しく、中小企業が利用するにはハードルが高いです。
3社間ファクタリングは、事業規模が大きい会社が高額(数千万~数億円)の資金調達の際に利用されることが多く、中小企業には不向きな方法です。

売掛先が上場企業や地方公共団体のような信用力のある会社でなければ、断られてしまうでしょう。
実際、中小企業の9割以上が2社間ファクタリングを選択しています。

3社間ファクタリングの利用をおすすめできる人

3社間ファクタリングがおすすめの人は以下の3パターンです。

・ファクタリング手数料を安くしたい人
・ファクタリングの利用が知られても影響がない人
・入金まで時間がかかっても問題ない人

ファクタリング手数料を安くしたい人

少しでも手数料を安く抑えたい人は、3社間ファクタリングを利用するといいでしょう。
3社間ファクタリングの手数料の相場は1~9%で、2社間ファクタリングの手数料は10~20%となっているため、前者を利用した方が調達金額は増えます。

また、売掛債権の額面が大きいほど手数料の差も大きくなります。
100万円の売掛債権を譲渡した場合は以下の通りです。

【3社間ファクタリング(手数料5%と仮定)】
手数料:売掛債権100万円×手数料5%=5万円
調達額:売掛債権100万円-手数料5万円=95万円

【2社間ファクタリング(手数料15%と仮定)】
手数料:売掛債権100万円×手数料15%=15万円
調達額:売掛債権100万円-手数料15万円=85万円

実際は事務手数料や掛け目などの費用が発生することもあるので、手数料を引いた全額を受け取れるわけではありませんが、100万円の売掛債権で10万円の手数料の差が生まれます。
手数料を少しでも安く抑え、調達額を増やしたい人にはおすすめの方法といえるでしょう。

ファクタリングの手数料について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ファクタリング手数料を安くする方法とコストの低いおすすめ会社を紹介

ファクタリングの利用が知られても影響がない人

長期的に取引があり、信頼できる企業の場合、ファクタリングを利用しても関係性が悪化することは考えづらいです。
そのような企業があれば、手数料の安い3社間ファクタリングを利用してもいいでしょう。
ただ、承認や契約に時間を取らせてしまうので、事前に断りを入れておくことをおすすめします。

入金まで時間がかかっても問題ない人

入金まで1~2週間程度余裕のある人は、3社間ファクタリングを選んでもいいでしょう。
2社間ファクタリングと異なり、3社間ファクタリングでは即日調達はできないため、緊急性がない場合のみ選択肢に入ります。
複数社に見積もりを出し、手数料の安いファクタリング会社を利用するといいでしょう。

3社間ファクタリングのまとめ

3社間ファクタリングは未回収リスクが低いため、手数料が安いことが特徴です。
ただ、売掛先へファクタリングの利用を知られてしまうため、関係が悪化する可能性も考慮しなければなりません。

2社間ファクタリングと異なり即日現金化できないデメリットもありますが、大幅に手数料を抑え、調達額を増やせるメリットもあります。
緊急性がなく、ファクタリングの利用を知られても影響のない人は、3社間ファクタリングを検討するといいでしょう。

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