ファクタリングと銀行融資の違いは?選び方やメリット・デメリットを解説
2024年8月13日
ビジネスを展開していく上で欠かせないのが資金調達です。
自己資金の範囲内で経営をしていく方も、「事業を拡大したい」「設備投資を充実させたい」といった理由で他からの資金調達を視野に入れていく必要が出てくることがあるでしょう。
資金調達の方法はたくさんありますが、今回はファクタリングと銀行融資の2つを比較して、それぞれのメリットやデメリット、おすすめの利用シーンなどを解説します。
・資金調達でお困りの方
・今まで銀行融資しか受けてない方
・ファクタリングについて理解を深めたい方
などの方は是非本記事をご覧ください。最後まで読んで頂くことで最適な資金調達方法がわかりビジネスの悩みが解決するでしょう。
ファクタリングと銀行融資の違いは?
まずはファクタリングと銀行融資の違いを見ていきましょう。
いずれも資金調達の手法ですが、大きな違いとしては、ファクタリングは”売掛債権の譲渡”、銀行融資はその名の通り”融資”です。
間単に言うと、ファクタリングは売買、銀行融資はお金を借りることです。
資金調達できる金額や日数、返済方法、審査対象、利用コスト、さらには決算書を記入する際の貸借対照表の仕訳方法まで変わってきます。
ファクタリングと銀行融資のそれぞれの違いを一つずつ解説します。
審査対象
ファクタリングと銀行融資では審査でチェックされる部分が違います。
ファクタリングは基本的に売掛先が審査対象となります。業績、経営歴、他には申込者との取引歴もチェックされます。
利用者側の審査はゼロではありませんが、ファクタリングによっては利用者に赤字・税金滞納があると申し込み不可となる場合があります。
ただし、多くのファクタリングでは赤字・税金滞納OKと謳っているところもあるため、そのようなファクタリングでは問題なく利用できるケースが多いです。
一方、銀行融資は利用者自身の信用情報が重要です。利用者自身が過去に滞納していたり、債務整理を行っていたりすると信用情報に傷がついてしまっているため銀行融資は受けられません。
もちろん、銀行融資は経営状況やお金の動きなどもチェックされます。ファクタリングよりも審査項目が多いのが特徴です。
資金調達できる金額
ファクタリングは売掛債権を売却して資金調達をする手法です。そのため、売掛債権より大きい金額では資金調達ができません。持っている売掛債権が100万円であれば、100万円から利用手数料を差し引いた分だけが資金調達できます。
複数の債権を同時に売ることはできますが、その場合でも合算した分までが資金調達可能です。
また、資金調達可能額もファクタリングによって差があります。最大で数億円を取り扱うところもあれば、初回は10万円までなど少ない金額しか利用できないこともありますので、事前に利用するファクタリングの利用可能額の範囲を確認しておくことが大事です。
銀行融資は利用者の支払い能力や業種などに応じて利用枠が設定されます。売掛債権以上の金額を資金調達したいのであれば銀行融資の方が望みがあるでしょう。
資金調達できるまでの日数
ファクタリングは最短即日で資金調達できるところも少なくありません。日数がかかったとしてもおよそ3〜4日程度で資金調達ができるでしょう。
銀行融資の場合は即日の資金調達はできません。銀行融資の審査は早ければ数週間で結果が出ることもありますが、数ヶ月かかることも珍しくありません。そのためファクタリングよりも資金調達が遅くなることが特徴です。
利用コスト
ファクタリングと銀行融資ではいずれも利用するコストが発生します。
まずファクタリングは手数料がかかります。ファクタリングを2社間か3社間のどちらを利用するかによって手数料は変わりますが、概ね1%〜20%かかります。
それ以外にも、ファクタリングによっては振込手数料、事務手数料、契約上で債権譲渡登記が必要な場合は登記費用や司法書士費用も加わります。
銀行融資では利息がかかります。利息は3%〜14%程度が平均です。
それ以外にも事務手数料や印紙代などが必要になるケースもあります。
返済日
ファクタリングと銀行融資では資金調達後の返済も変わります。
ファクタリングで資金調達した後は売掛債権の入金日を支払い期日としていることが多いです。また、売買契約ですので分割での返済は認められず、支払い日は必ず一括でファクタリングに支払う必要があります。
銀行融資は分割で返済していきます。借り入れた金額を数年単位で均等に割って返済していくため、ファクタリングと比べて翌月の負担は軽いという特徴があります。
もちろん、銀行融資も分割だけではなく一括での返済も可能です。
返済方法
ファクタリングと銀行融資では返済方法も大きく違います。
ファクタリングは指定された日に一括でファクタリング業者に支払います。支払いをする人はファクタリングの種類によって異なり、2社間ファクタリングの場合は利用者自身が、3社間ファクタリングの場合は売掛先がファクタリング会社に支払いすることになります。
銀行融資は一括、もしくは分割での返済です。多くの場合は分割返済を選ぶ方が多いでしょう。
銀行融資は長期的に元金+利息を返済していきます。
注意点として、万が一返済が期日に遅くなってしまい、連絡をせずにいると最悪の場合は訴えられてしまう場合があります。
ファクタリングも銀行融資も、利用する際に返済が遅れてしまう場合は事前に相談しましょう。
また、今回は銀行融資との比較の為「返済」という言葉で括っておりますが、ファクタリングは売買契約ですので正しくは「返済」ではなく「支払い」となります。
貸借対照表上の仕訳
事業をしている方であれば決算書の見栄えが気になる方もいるかもしれません。
ファクタリングは貸借対照表上では手数料を引いた分の「現金」が増えます。銀行融資は「負債」の欄が増えます。
両方を比べた時に、同じ資金調達でもファクタリングの方がきれいに見えるのが特徴です。負債が増えてしまうと第三者からみた時に「資金繰りがうまくいっていないのではないか」「赤字ではないか」とネガティブに捉えられてしまいます。
ファクタリングのメリット
ファクタリングと銀行融資の違いを比べてみて、それとなくファクタリングの良い側面がわかった方も多いかと思います。改めて、ファクタリングのメリット部分を抜き出してみましょう。
最短即日で資金調達ができる
ファクタリングのメリットは即日で資金調達が可能なことです。条件さえ揃えば数時間程度で資金調達ができます。一部のファクタリングでは土日祝日にも対応しており、即時振込を行ってくれるところもあります。
即日資金調達が可能なファクタリングは対面での手続きや面談が不要のオンライン完結であることも特徴です。
このように、ファクタリングでは現金が急に必要なタイミングの時に銀行などの融資よりもメリットが大きいと感じるでしょう。
未回収リスクにも備えられる
資金調達だけではなく、売掛先との取引において「たびたび入金が遅れている」「業績が悪化しているようで資金繰りが厳しそう」など不安要素がある場合もファクタリングは有効です。
ファクタリングは、万が一売掛先が倒産しても未回収分は基本的にファクタリングが責任を負うため、利用者側はリスクなく資金調達ができます。
ただし、ファクタリングは売掛先が主な審査対象ですから、明らかに業績が悪く経営が不穏な状態であれば審査が通らないことも念頭に入れておかなければなりません。
また、こうした未回収リスクをファクタリング側が負うことを償還請求権ありの契約(リコース)と呼びますが、これが償還請求権のない契約(ノンリコース)ですと、未回収リスクは利用者が責任を負う必要があります。
とはいえ、多くのファクタリングではリコース契約です。もし契約の際にノンリコース契約となっていたら、利用者側が未回収リスクの責任を負う必要があることを覚えておきましょう。
オフバランス化ができる
ファクタリングで売掛債権を現金化しますので、貸借対照表上では借方の現金が増えます。
銀行融資やビジネスローンのように、貸方の負債は増えません。
オフバランスとは資産や負債を減らすことを指します。
売掛債権を早期に資金化してオフバランス化することにより手元の現金が増えますので、ローンを利用して負債欄を増やすよりも企業評価が下がるリスクを回避できます。今後、「新規開拓の取引先に見せる必要がある」「投資を受ける予定がある」このような場合など決算書を見せる前にあらかじめファクタリングを利用してオフバランスをしておくと、決算書の見栄えが良くなるためおすすめです。
滞納・赤字でも利用できる
ビジネスを進めていくにあたり、必要なのが資金調達です。その資金調達を融資に頼っている方も多いのではないでしょうか。
ビジネス絡みの融資では今回の題材となっている銀行融資をはじめ、公庫など公的機関の融資、ビジネスローンなどがあります。
ただし、これらの融資は利用者自身が金融ブラックですと利用ができません。加えて、業績赤字や税金滞納なども細かくチェックされるため、該当するようであれば融資の審査に落ちてしまうでしょう。
こうした不安要素があっても問題なく利用できるのがファクタリングです。
「どうしても設備投資などで資金調達をしたいが融資ができない」こうした状況下においてファクタリングは非常に心強いでしょう。
オンライン完結もOK
新型コロナウイルスの影響もあり、非常にいろんなことがオンラインで完結するようになりましたが、ファクタリングもその一つです。現在ではオンラインで契約が完結するファクタリングが増えています。
オンライン完結することにより、全国どこにいても資金調達ができたり、多忙でファクタリング担当者と面談の日程を合わせることが難しい場合でも、いつでもどこでも資金調達が可能です。
注文書ファクタリングが利用できる
従来のファクタリングは業務完遂後の請求書つまり売掛債権を売却して資金調達をしますが、最近では一部のファクタリング業者において注文書ファクタリングを受け付けているところもあります。
注文書ファクタリングは仕事の受注段階で資金調達ができる新たな手法です。注文書・発注書などの取引エビデンスがあれば利用できます。
注文書ファクタリングであれば支払いサイトを6ヶ月ほど短縮することができることがメリットとして挙げられます。また、実際に案件に着手する前に資金調達ができますので、大きな仕事を受ける時に資材調達や人件費などに充てることも可能です。ビジネスの拡大に一役買ってくれることでしょう。
ファクタリングのデメリット
ファクタリングには良い面が多く感じられますが、デメリットもいくつかあります。ここでは3つのデメリットを挙げていきます。
売掛債権以上の金額は資金調達できない
ファクタリングのデメリットは、資金調達が売掛債権に記載されている額面までとなってしまいます。そのため、額面以上の資金調達はできません。
もし500万円以上の資金調達を希望していても、手元にある売掛債権が200万円なら200万円までしか資金調達ができません。ファクタリングは複数の売掛債権を合算して売却することも可能ですが、やはり額面までです。また、そこから手数料が差し引かれることも考慮しなければなりません。
返済は一括のみ
急な資金調達として、売掛債権を売ることで現金化ができるのは非常に良い部分ですが、返済は一括払いのみです。ファクタリングは手数料がかかってしまうため、継続的にファクタリングを利用するようですと、毎月手数料を負担しなければならなくなるため、資金繰りが厳しくなってしまうことがあります。
例えばファクタリングを1年間、10%の手数料で毎月利用すると、年間の手数料は金利換算で120%を超えてしまいます。
返済は一括のみなので、単発で利用する分には使い勝手が良い資金調達ですが、毎月の資金繰りとしてファクタリングを利用すると、負担が大きくなってしまうことに注意しましょう。
取引先に知られるリスクがある
ファクタリングの利用は場合によっては取引先に知られるリスクがあります。
ファクタリングは「2社間」と「3社間」がありますが、3社間は取引先も含めた契約ですので、取引先に知られることは必至です。
2社間はファクタリング会社と利用者だけの契約ですが、契約において債権譲渡登記が必要となっていた場合は、取引先に知られるリスクがあります。
債権譲渡登記は開示手数料を払えば法務局で誰でも閲覧できるため、取引先が開示すればファクタリングの利用がバレてしまいます。
ファクタリングの利用がおすすめのシーン
ファクタリングは負債を増やさずに手元の売掛債権を使って資金調達ができるメリットがあります。このようなファクタリングの特性を生かした資金調達がおすすめのシーンを4つ挙げていきます。
支払いサイトが長い時
ファクタリングは請求書を発行した段階で資金調達が可能ですので、発行から入金日まで数ヶ月かかる時に支払いサイトを短縮する形での利用がおすすめです。
また、現在では仕事を受注した時点で利用できる「注文書ファクタリング」に対応するところも増えてきていますので、さらなる支払いサイトの短縮が可能です。
急ピッチで資金調達したい時
ファクタリングの最大のメリットは即日現金化も可能な点です。
会社を経営していると急に現金が必要になることが多くあります。とくに事業チャンスを早急につかみたい時や、流行など絶好のタイミングで投資をしたい時など、手元に現金が少ない時に限って今すぐ現金が必要なタイミングがやってくるものなのです。
キャッシュが足りないときなど、とにかく急ぎで現金が欲しい場合は審査結果がわかるのが遅い銀行融資よりもファクタリングの方が有利です。
融資が受けられない時
銀行融資はファクタリングの手数料よりも低い利率で借りられる可能性が高く、まとまった金額を資金調達したいのであれば銀行融資が有利な場合も多いです。
しかし、銀行融資では利用者自身に滞納などの金融事故歴があると審査に落ちる可能性が高くなります。各種ローンだけではなく、決算書において赤字があって経営難に思われたり、自己資金が足りず返済能力がないと思われてしまいますと、同じように審査に落ちてしまうでしょう。
こうした時にもファクタリングがおすすめです。銀行融資の審査と違い、ファクタリングは利用者ではなく売掛先が審査対象になります。自身の信用情報が原因で審査に落ちてしまうときはファクタリングで資金調達をしましょう。
これから銀行融資を控えている時
融資が受けられない時の資金調達としてファクタリングがおすすめと述べましたが、逆にこれから銀行融資を控えている時もファクタリングがおすすめです。
銀行融資の審査では財務状況や事業計画書を入念にチェックされます。
とくに、財務状況においては決算書を見るケースも多いでしょう。この時にファクタリングを利用して負債の金額をオフバランス化したり、自己資金比率を向上させることで、銀行融資の審査を有利にできる可能性があります。
銀行融資のメリット
続いて銀行融資のメリットを見ていきましょう。
すでに馴染みのある方も多いかもしれませんが、銀行融資には以下のようなメリットがあります。
一度に大きく資金調達ができる
ファクタリングは売掛債権の金額以上の資金調達はできませんが、銀行融資では審査次第では大きい金額を借りられるのが特徴です。数十万円〜数十億円規模まで資金調達ができるケースもあります。
融資を受けられる金額は、業種や業績、財務状況などにもよりますが、多くの場合はファクタリングよりも銀行融資の方が資金調達できる金額が大きいと見ても良いでしょう。
低コストで利用できる
ファクタリングと比較して、銀行融資は利息が低めです。
ファクタリングの手数料は2社間で5%〜20%程度ですが、銀行融資の利息は大体2%〜9%程度です。
他にも融資を受ける際のコストとしては、事務手数料や印紙代などがかかることがありますが、それらを加味しても銀行融資の方が利用コストは低めです。
毎月の返済負担が軽め
ファクタリングは返済が一括払いのみとなっています。そのため売掛債権分を資金調達しても、入金日には手数料を差し引いた金額をまとめて返す必要があります。
銀行融資はまとまった金額を借り入れしても、多くの場合は分割払いです。利息はかかりますが、借りた金額よりもはるかに低い金額を長期的に分割で返済しますので、翌月の負担は圧倒的に低いです。
その分、長期的に返済を続ける必要がありますが、一気に借りて事業をうまく軌道に乗せていけば返済の負担も感じなくなるでしょうし、一括で繰上げ返済することも可能です。
銀行融資のデメリット
続いて、銀行融資のデメリットを見てみましょう。
ノンバンクローンよりも低利率で借り入れができたり、ファクタリングのように保有する売掛債権以上の金額を資金調達できる可能性もある銀行融資ですが、審査が厳しい面や結果が出るまでの期間が主なデメリット面です。
審査結果までに2週間以上かかる
銀行融資は審査が厳しい傾向にあるため、審査結果が出るまでにかなりの時間を要することも少なくありません。平均的には2〜3週間くらいですが、長い場合ですと数ヶ月かかることもあります。
また、銀行融資の審査の過程では膨大な書類を用意するなど、ファクタリングと比較して気軽さが劣るのが銀行融資です。
審査が厳しめ
ファクタリングは売掛債権の取引先で審査が行われ、比較的審査が通りやすい傾向があります。しかし、銀行融資は利用者自身の信用情報が厳しくチェックされます。
銀行融資の審査においては、まず利用者の個人信用情報を開示して細かくチェックしていきます。信用情報では過去のクレジットカード、ローンの利用履歴、他社借入額、支払いに対して延滞がないかの情報などを見ていきます。過去に自己破産などの債務整理を行った方であれば、その旨も記載されています。
信用情報に記載されているこれらの情報で問題がなければひとまず第一段階はクリアできますが、延滞などの事故情報があると審査に通ることは厳しくなるでしょう。
銀行融資の利用がおすすめのシーン
ファクタリングと銀行融資を比較して、銀行融資を選んだ方が良いシーンはいくつかあります。銀行融資の利用がおすすめのシーンを3つ紹介します。
まとまった資金調達が必要な時
銀行融資の最大の特徴は、ファクタリングよりも資金調達できる金額が大きい点です。
融資額は審査結果によっても変わりますが、利用者の信用度と業務内容によっては数千万円の資金調達も可能です。
ファクタリングはあくまでも売掛債権の金額の範囲内でしか資金調達できません。スタートアップの企業などではある程度まとまった金額が必要な場面も多いでしょう。
新規事業を興すタイミングやより大きい案件の受注時は、ファクタリングよりも銀行融資の方が資金調達に優れていると言えるでしょう。
時間に余裕があるとき
銀行融資はファクタリングよりも資金調達スピードが劣ります。そのため、急ぎで資金調達をしたい方は銀行融資よりもファクタリングを選ぶと良いでしょう。
銀行融資は申し込みから実際に資金が手元にやってくるまでに数週間、長い時は3ヶ月程度かかってしまいます。
とはいえ、同じ金額を資金調達するのであれば銀行融資の方が手数料が低くなることが多いです。資金調達をしたい日まで余裕がある場合はファクタリングよりも銀行融資を選ぶと良いでしょう。
低コストで資金調達したいとき
ファクタリングと銀行融資の手数料を比較すると、ファクタリングなら3社間で1%〜5%程度、2社間なら5%〜20%程度です。銀行融資は利息制限法に基づき上限利息が15%〜20%程度となっています。
上限手数料がさほど変わらないため、一見ファクタリングの方が手数料が低く感じられるかもしれません。ですが銀行融資は2〜3%で融資を受けることも可能です。
また、ファクタリングは単発での利用ということにも注意が必要です。
仮にファクタリングの手数料が10%だとします。1回きりなら10%でも、1年間毎月使うようですと金利換算で120%になってしまいます。
このように、長期的に利用をする場合は銀行融資の方が低コストで利用できる可能性があります。
ファクタリングと銀行融資の違いは?のまとめ
ファクタリングと銀行融資のそれぞれの特徴やメリット・デメリット、おすすめの利用シーンを解説しました。
ファクタリングは売掛債権を現金化する売買契約、銀行融資はお金を借りることなので、いずれも法人や個人事業主が資金調達するときの方法ですが、特徴や手続きの流れなどはかなり違います。
ファクタリングと銀行融資の違いを整理すると大きく7つの項目に分けられます。
1.審査対象
2.資金調達できる金額
3.資金調達できるまでの日数
4.利用コスト
5.返済日
6.返済方法
7.貸借対照表上の仕訳
ファクタリングがおすすめのシーンとしては、支払いサイトが長い時、急ピッチで資金調達したい時、融資が受けられない時、これから銀行融資を控えてる時です。銀行融資がおすすめのシーンとしては、まとまった資金調達が必要な時、時間に余裕がある時、低コストで資金調達したい時です。
現在の経営状況に合った資金調達はどれが良いのかしっかり見極めて、無理なく資金調達をし、ビジネスを発展させていきましょう。